Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

2024-01-28から1日間の記事一覧

ニコ・ティンバーゲンの4つのなぜ

いろいろな学問分野において、その学問分野を離れても有益な、far transferableなものの見方は存在していて、それを学ぶのが大学教養なのだと思う。 いろいろあるのだけれど、なぜか、なぜかずっと疎遠だったのが、ニコ・ティンバーゲンの4つのなぜ、という…

受験後遺症の自分、身体の声を聴くことでそこから抜け出すこと:「受験後遺症の大人たちが子どもを追い詰める」(鳥羽和久著、世界2024.02)

どこかに、感情でなく体の声を聴くのが大事かも、みたいなことを書いた気がする。また、「自分の中に垂線を下ろす」という楽直入さんの大変な言葉はいつも頭で回っている。その2つがつながる言葉があった。 www.iwanami.co.jp 世界2024年2月号の、「受験後遺…

時間はこんなにも丁寧に流せるのか:「ちょっと踊ったりすぐにかけだす」(古賀及子著)(好きすぎて引用しすぎています)

「ちょっと踊ったりすぐにかけだす」(古賀及子著)が、本当に、何というか、コーヒーに合わせるバターたっぷりのクッキーみたいに、ものすごく好きすぎてこまります。 keikoba.hatenablog.com 下記、引用しすぎてしまっているかもしれません。何か問題があ…

外部観測:「旅をする理由」鳥羽和久著

大学院生の頃、「内部観測」という考え方が整理されて出てきて、頭を抱えた記憶がある。あたふたしたあと「どうせ観測なんてできっこないよ!」と吹っ切って就職活動を始めたのだった。 いま、ようやく回り回って、外部から見つめる観測というものを、本職で…

どーでもいいんだけど

ふと、タグをつけ始めたんだけど、著者のお名前、~~さんとかつけちゃだめなのかな、、、呼び捨てってちょっとなーなんだけど。やってみるか、、、ってだめみたい、、、、

内向きなラディカルさと罪を受け入れることについて:第5回 アシジと僕の不完全さ

前書きを書いてみたけれど、心の動きが薄れるだけなので、いらん言葉は抜きで、鳥羽和久さんの言葉に向き合ってみる s-scrap.com 鳥羽さんの文章の中でも、こういった枠組みでの文章にはリズムがより強く感じられるとおもう。今回の文章では、旅の情景と、内…

いろいろな意見を観る

修論発表の練習、シンポジウム参加、の隙を見て、火曜日の授業の準備をしている。痛めている足が悪化していて、厳しい。年をとると、不調から元に戻る、という道筋も遠回りするどころか逆のルートもあるのか、と、ちょいとへこむ。犬の散歩が短くなってすま…

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/