Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

すべての言葉には意味がある

何を当たり前の事を,,,とおっしゃるでしょうが。


たとえば英文和訳。ある英単語をあまたある単語の中から選び出してその文に当てはめているわけであるから,そこをしっかり酌まなければ。適当に選んでいるわけではない。実際にそれを書いた人は自分で文字を書く,またはキーボードで実際に打つ事を通じてその単語を紡ぎ出している,という当たり前の事を忘れないようにする。


たとえばアンケート。限られた文字数の中でいろいろな情報をすべて載せる事はできない。そのために表のレイアウト,図の大きさ,フォントサイズ,色,言葉の明るさ暗さ,すべてに渡って何かしらの意志がある。意図がある。細部に意志は宿っている。


流し読みしている文章を作り上げる言葉の一つ一つは流し書きされた,としても,選ばれたものなのだ。読む事は書く事よりも何倍も何倍も簡単である。選ばれた言葉の意味をつなぐのは簡単だ。しかし,その選んできたという当たり前の事にどこまで真剣に向かい合えるか,もっといえば,自分が感じていない意図が意志がそこにあるのではないかと思えるかどうか。


チャーリーパーカーのアドリブに何かとてつもないものを感じるか感じないか,という話があったと思うけれど,それもこれもみんな同じ。人と人との間でも,測定機械の精度上昇にしても同じ話。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/