Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

惰性に期待

空っぽになってから、どこまで行けるのか。

 

タイミングベルトが切れたあの時。ギアをニュートラルにいれてハザード出しながら、踏んでも何も起きないアクセルを踏みながら、トンネルの中、登り坂、気持ち悪い、宙に浮いた感じで車を滑らせたあの時、あれだ。あれをいまやらなきゃいけないのか。

 

路肩につけてから震えが止まらなくなったあれだ。無意識にやったアレを今は恣意的に三年もかけてやるのか。持つのだろうか。登り坂を登り切るだけのスピードはでていないのじゃないだろうか?ならば飛び降りるか?

 

ソフトランディングなんて夢のまた夢か。大いなる惰性に期待するしかないなんて、何をやってきたんだろう。しかし、失敗は失敗として認めてエンジンを切ることはせめて最後の責任の取り方だろう。

 

よくがんばった、と言える気が、意外としている。へー。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/