Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

書き続けるチャンスを

学会要旨や論文で文章を書き続けていると、本当に手に取るように成長しているのが分かる。Cくんはさすがに慣れてしまって今度は厳しくする方向に向かうphaseだし、Mさんはとにかく頭の中にいろいろ考えていることがいっぱいあることが言葉の端々から伝わってくる、でも、それじゃあ読者には伝わらないよね、というphase。そして明日の早朝に最終原稿をくれるはずのKさんは、考えに考えて頭が煮詰まっちゃって、何が言いたいのだかわからなくなったというphaseを超えて、とにかく一つの到着点を必死で目指しているphaseに来ている。


やっぱり、学生さん、頑張れば頑張るだけ伸びる。当たり前だけれど、当たり前ではない、大変な事実がここにある。


今日も朝からずっとKさんの原稿に手を入れていたけれど、本当に成長がよく分かる。とはいえ、それと論文が通るかは全く別問題だけれど(笑)。しかし、大事なのはプロセスであり、成長しているという事実であって、これには本当に励まされる。


どうにかして、パワーポイントなどに頼らない、紙の上だけでの一本勝負の厳しさを、どれだけ伝わらないのかという衝撃的な事実を、学生の間に分かってもらうようなチャンスを作り続けなければ。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/