Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

好き好みのずっと手前

自分が必要だろうと思うことに対して、しかし好き好みがない場合、優劣がそのことのさまざまな要素に対して感じられない時は、単に数が、経験が、考える感じる機会が時間が、圧倒的に足りない。

 

効率で物を語る悪手がここにある。1/10も1000/10000も同じ0.1なのだ。

 

もしも目の前のことに真剣になりたいと思っていて、その目の前のことに対する好みがみえていないなら、真剣になるそのやり方が間違っているのだと思う。その判断材料として、大きな枠組み、小さな細かいところ、何でも良いから好みが出てこないといけないし、それが「1時間は語れないといけない」というところにつながるのだけれども。

 

音楽、美術、スポーツ、論文、なんでもいいけれど、好き嫌いというわかりやすい軸の感度をひとつまみあげよう。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/