Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

若手研究者のための夏季観測プログラム in 琵琶湖

2017年度(平成29年度)京都大学生態学研究センター
公募ワークショップ参加募集要項


1.ワークショップ名
「若手研究者のための夏季観測プログラム in 琵琶湖」


2.ワークショップの概要
本プログラムは、地球温暖化富栄養化外来生物移入などの人為撹乱に伴う湖沼生
態系の環境改変が在来生物群集に及ぼす影響を把握することを目的とした長期生態系
観測およびデータベース作成を行う若手研究者のためのワークショップです。世界有
数の生物多様性を誇る古代湖・琵琶湖をフィールド拠点として、京都大学生態学研究
センターが所有する全国共同利用施設「調査船はす」を活用した環境観測および生物
採集調査を実施します。調査は、琵琶湖を特徴づける2つのハビタット(沖合と岩礁
湖岸)にて行います。北湖盆に設置されている長期観測定点では鉛直的環境測定およ
び動植物群集(プランクトンと微生物を含む)の定量採集を実施し、岩礁地点では底
質環境の計測と魚類・ベントスなどの採集を実施します。プログラムの前半で湖沼生
態学の基礎および標準的な湖沼調査法に関する講習を受け、野外調査、生物同定、標
本作成、データ解析、データベース作成の一連の作業に従事してもらいます。後半
は、長期観測の結果を踏まえながら、少人数のグループ単位で研究結果をまとめ、成
果発表および総合討論を実施します。

なお、本プログラムは若手研究者が観測調査に主体的に参加することを通じて、水域
生態系の調査技法を習得するとともに我が国の大規模長期研究プロジェクトを牽引す
る次世代のリーダーを育成することを目指します。若い皆さんの積極的なご参加を期
待しています。


2.実施内容
(1) 多項目水質プロファイラーによる沖合生態環境構造の解析
(2) プランクトン・微生物群集の多様性と生物量の解析
(3) 底生動物群集の多様性と生物量の解析
(4) 沿岸環境の調査および底生動物・魚類群集の多様性と食性解析
(5) 安定同位体解析用の生物試料採集と標本処理 (安定同位体実習受講生のオ
プション)
なお、この公募ワークショップは、京都大学理学部 陸水生態学実習 I(湖沼実習)
と合同で行います。


3.担当スタッフ
中野伸一、木庭啓介、程木義邦、山道真人、合田幸子、赤塚徹志 ほか


4.開催地
京都大学生態学研究センター、琵琶湖、沖島


5.期間
平成29年8月9日(水)〜8月15日(火)


詳しくは
http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~nakano/etc/summer-biwako2017.html
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本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/