6号館の本棚には、本がかなり積み上げてあるのだけれど(あれはすべて自費で買っているので持っていかないでね、、自費じゃなかったら良いというわけじゃないけれど)、本当の本当に大事な本は数冊しかない。あとは、すべて引退するときに寄付するつもり。
その何冊かが行方不明で泣きそう。。。
怖いので、いくつか持ち帰ってきた。これは、高校2年か3年のとき手に入れた、既にその時代で絶版だった、とある国際会議録。冷戦のさなか、ソ連とアメリカの科学者たちが、真剣になって地球外知的生命の探索をどうやっていけばいいのかを話し合っている。内容はからっきしわからないけれど、それでも、その空気の持っているであろう、健全さに打たれたのだと思う。この本を新宿の紀伊国屋で見つけてしまったときには、かなりショックだった。出会えると思っていなかったから。
もちろんカール・セーガンのCOSMOSは、今でもいろいろと思い出せるくらい圧倒的な衝撃度だったのだけれど、この本は、ああ、出会ってしまったな、なんて思った思い出とともに、とても大事にしている。