Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

プリズンサークル

先日、ようやく、本当にようやく、プリズンサークルを見てきた。

 

prison-circle.com

 

改めて、というのでは足りないくらいの強さで、語ること、語り合うことの大切さが伝わった。

 

考え直そう。

 

年末年始もずっと大きな仕事に没頭していたのが、金曜日にとりあえず一区切りついた自分にとって、ようやく2024年は始まったのだけど、その最初として、考え直すべきと頭を殴られたのは幸運だ。幸運にしなきゃいかん。

 

見せてもらえて本当にありがたかった。

 

そして、著書の方を一気読みした。

www.iwanami.co.jp

今回は引用をしない。映画の中で語られる言葉が、知ることができなかった背景と共にもう一度顕れてくるが、もう、簡単には受け取れない重さを持っている。

 

当たり前だけれど、映像として見せてもらえた部分はごく一部分でしかなく、本当に大きな、複雑な、どうしても暗い背景が広く広く広がっているのだという、当たり前のことに著作で気づかせてもらった。厳しい。本当に厳しい。理想に向かった光は確かにあるけれど、どうしたって光は弱い。圧倒的に暗い。

 

それでも、言葉が、対話が、希望なんだという事をかみしめながら。しかし、やはり、多様性、インクルージョン、本当に自分はごくごく狭い部分しか見れていない。当たり前のことに打ちひしがれる。衝撃から簡単に立ち直る必要もないとさえ思う。

 

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/