久しぶりにこんなにハイライトしながら本を読んだかもしれない。大変丁寧にバランスを取り、見逃しているかもしれないところに視線をむけながら、論を進めていくその姿勢、または作り上げた仕組みだてに、本当に感動してる。口ごもってしまう言葉を、言葉の周辺と本質を、さまざまな視点から見つめることで、言葉の輪郭、そして何よりその限界、さらに未来をしめしている。本当に素晴らしい。すごい。こんなふうに丁寧に言葉を見つめるにはどれだけの真摯な努力が必要なのだろう。最後にはその努力を一緒にやっていきましょう、とまで書かれているのだけれども。ほんま素晴らしい本でした。