Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

引用文献を削る

ようやく開けたファイルには、175本の論文が引用されている。これを半分にしなければならない。

 

泣く泣く削る。自分は(自分では)かなりこだわって引用していると思っている。蓄積されている知見に立脚している研究スタイルである限り、正確に、それでいて意思を持った引用は、議論を支える背骨だと思ってやってきた。今書いている論文はなにせ最初の思いつきからすでに20年たっていて、自分の思考の紆余曲折が20年分たまっているだけでなく、1950年代からのことをもう一度考え直さなければというテーマにもなっているので、なにせ論文はたくさん引用せざるを得ない。

 

しかし、紙面は限られている。ページを超過するだけの金銭的余裕はない(あったらそれは別に使うべきと考えている)。

 

1950年代の論文を5つ取り上げているが、まぁ、一番大事な1つに絞るべきだろう、、、2つでも良かったのかな、、、でも、削れない論文も多々あるし、、、とか、同じテーマでEcologyとNatureだけど、、新しいのはNatureだけれど、議論の質として、やっぱりEcologyの古い論文の方だよな、、、などなど、、、まぁ、考えれば筋は浮かび、筋が自分の思考の流れを作る。間違っているかもしれないのだが。というか間違っているかもということを大前提として筋を見てゆくわけだけど。

 

なにはともあれ、自分の論文のための時間があるって、本当にありがたいことだ。いろいろな人のおかげだ。あと3時間がんばろう。そしたら犬の散歩から再スタートだ。

 

 

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/