Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

卒論って何だ?

ボート部の部員を対象に、「トイレで読める卒論を目指して」という副題のセミナーをちまちま始めている。

 

残された時間が限られている中で、そもそも何を大事に思っているのだったっけ?と思ったときに、自分は卒業研究というものをとても大事と思っていることに改めて気づいたのでした。

 

卒論って、よく考えたらむちゃくちゃおっかない、、よね。。。最初とても書けると思わなかったし、何をやればいいのかも全然わからなかったし。

 

とはいえ、「型」はあるわけで。しかも、「卒論本」と称する卒論の書き方、進め方、と言う書籍は本当に山のようにあるわけで。で、それらを片っ端から読み直しているのだけれど(20くらいは読んだかな、もっとかな)、いちいち面白い。ほんまおもしろい。ぼんやり思っていたことが言語化されているという感触を持つけど、それは後付けであって、本当にいろいろと整理されているその努力が今ではしみじみわかるし、とにかくありがたいなぁと思いながら読んでいる。

 

それでも、じゃあ、卒論というのはどこまでやったら卒論なのか?といった根本的な問いにはなかなか書籍は答えてくれないし、自分自身も明確に答えられない。それでいいの?それはやっぱりまずいでしょ、と思いながら読んでいる。

 

しかし、答えがない問題に取り組む、と言う前に、答えがありそうでなさそう、というちょっとだけハードルの低いものとして卒論を捉えられるのであれば、卒論って、やっぱり素晴らしいと思う。そこにコミットできるであろうこの職業は魅力的だとつくづく思う。

 

しかし卒論って何なんだろうなぁ。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/