Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

一挙に近づく闇

この5年ほど、どんどんと、闇落ちというのを、ひしひしと感じる。ちょっとした気の緩みで、とんでもない間違いに触れてしまう。

 

 

この気の緩みというところが、大変微妙。気が緩んでいるならいいのだけれど、そうじゃない。緩んでいるんじゃなくて、気の持ちようが全然間違っている場合がある。つまり、自分で何か対応できる、対処できる、努力できる軸ではないところで世界は動いていて、自分がやればやるほどまずい状況になってゆくのだ。しかも、その状況は軸が違いすぎていて全く関知できていない。

 

 

感知できていないだけに、闇としかいいようがない。闇があるということをなんとかいろいろな媒体を通じて、知ることが限界で、実際に感じるときは時すでに遅し、ということになっている。いつの間にか落ちてしまっている闇。それが、本当にごく近くにあることを知るようになり、とはいえ、動かざるを得ない状態でもあり、はっきりいって、もう明日はないかもと思いながら進んでいる。そこまで賭けなければならない何かがあるのか?といえば、ないような気もするし、あるような気もする。最後の最後は自尊心との兼ね合いでしかないのだけれど、もはや自尊心って何なんだ、自由意志ってあったっけ?という状態だったりするわけで。

 

 

もはや、はっきり白黒つけることなど残っていない状態で、それこそ中庸を目指すべきなのかもしれないともおもうが、実際のところ、当たり障りのない、中途半端な中頃を目指しているだけなのかもしれないと毎日思う。それでも、中を目指すことで、ぼんやりと多様性の全体を見通すことができるのではないか、という淡い期待もやはり持つけれど。。。

 

 

遠くまで来てしまったなと思う。ただ、なんとか、今見えている地平は変えなければならない。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/