Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

多様性ときまり

自分が大事にしているものがあるけれど、それは他の人にとってはどうでもよいことであること、だけではなく、むしろ、忌み嫌うものであるということすらある、ということを前提として自分はまだ捉えられていないと痛感する。

 

その痛みがない多様性の話はどうしても薄いものになってしまうと思うけれど、しかし、どう実感したらいいのか。

 

その上で、決まりとか仕組みとかを整えていかなければ集団での行動は不可能なのだけれど、その決まりの中身について、重み付けが自分は極端なのではなかろうか、と思わざるを得ない案件が頻発している。そういう人間が、不確実な情報しかない中での決断をして良いのか。して良いとは思わないけれど、しなければならない状況が続いていて、実際麻痺している。麻痺した結果が今の状況といえば全くその通り。

 

できる事としては、決まりや仕組みは常に見つめ直し、常に変えてゆく、ということなのだろうか。そしてそれに対する批判に対してきちんと反論してゆくこと、だろうか。それは、全体としてのその方向性は、本当に有意義な営みなのだろうか。

 

だいぶ、分からないまま、分からないことに麻痺してしまっている。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/