Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

NITROGEN MINERALIZATION: CHALLENGES OF A CHANGING PARADIGM

2005年の新古典を、改めて読んでいた。何回目やねん。

 

https://esajournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1890/03-8002

 

J. Schimelさんが自分の著書の中でも「一番引用されてるんだよね~」みたいに書いていた論文。((ちなみにアラスカの空港でちょっとだけ立ち話した記憶が(そして上を見上げながら議論した数少ない体験:でけぇ!)。アラスカのNO3-の研究やってるんだ、ってメイルもしたけど、「んなもんねーだろ?!」みたいなやりとりだったはず(たしか溶存N2O測定して最初のサンプル出て、やったぜ!っておもったらあとの23個全然出なかったことを報告したんだったか。Chamberもおなじだったからそれだったか))

 

と。に。か。く。だ。

 

いつの世でも「最近の若い人は古典を読まない」って言われるわけで(自分もいってるしいわれてる)、でも、あまりにも進歩が早いから(特にmolecularのほう)、最新のパッケージにcatch upしてゆくだけですごく大変だし、OdumやらJennyやら(そういえばJennyのあの式はもっと昔にロシアで発表されていたってのは知らなかったぞ;今年の授業の内容をupdateしなければ)、それこそもう、Lindemanとかの古典を読もうってのはしんどいと思う。けど、まぁ、2000年以降でむちゃくちゃ引用されているやつ(我々の分野で)、については、ちょっとみんなで読んだ方がいいし、読むのがしんどいにせよ、みんなでぱっと集まって、あーだこーだいうのってええんちゃうかなぁ。。いまや、この論文が次のどういうインパクトのあった論文に繋がっているかも可視化できるしね。

 

そんなようなことをやったら、若手の人にはいい機会になるのかなぁ、とかとか。onlineでできる事を今のうちに徹底的に考えておいて、並行してofflineに戻っていかないと、マジであほみたいな状況に「戻る」ことになっちゃう。いいとこ取りしようって当たり前のことをやっていかねば。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/