個人的には筋が通ってる。
けど、そのことで他の人にとっての筋が通らなくなる、ということがかなりある。
個人としてはまったく無理筋では無い、どころか、個人的には筋が通っているだけに、他の人にとっての筋がある、その他人にとっての筋を曲げてしまうのだ、ということが見えにくくなっている。
というか、残念ながら多くの場合、見ないようにしている。それがあまりに積み重なっているので、あたかも自然な振る舞いになっている。
この場合、答え合わせをすることなく、曲げられた人は去って行く。「正しさ」は強い。その結果、個人的な、視野の狭い筋だけが強固され、「筋の正しさ」だけが一人歩きを始める。
大事なことは全体なのだが、全体の定義、視野の広さが人それぞれ違うことにはなかなか気づかない。知っていても分かっていない。この「知っていても分かっていないのだ」と言うことに気づくのはかなり難しい。自分は昨晩、ようやく始めてこの言葉にたどり着いた。当たり前の言葉なのに。
見えないものがある、とおもえば、思うことができれば、他人は違うのだという当たり前のことを分かれば、答え合わせの可能性はあるのだろうけれど。
難しい。
