Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

黙りたい

昔話は楽しいし、昔の知ることができなかった側面を今では良く理解できると言うことも多々ある。


でもね。


でも、時代はものすごい勢いで流れていて、昔話、とくに昔の成功体験が、むしろあだになるのではないかと思うのです。昔話をしているときに、そういう意見はなかなか出てこない。


僕は、今の人の味方をしたい。昔の人はその枠組みで頑張っていたことは知っている。でも、枠組みが刻々変わっていく以上、同じような視点で見ていてはいけない。それはnatural scienceをやっている人間として肌身に染みていることのはず。


そうおもうと、昔のことはわかるけど、それはそれとして、ほんとうに目の前の怒濤のように流れてくる事象に精一杯対峙するだけにしたい。そう切に思うのです。


ありがたいことに、たとえどんなに黙っていても、科学論文を読めば、出せば、いろいろな思いを交差することができるのです。これは本当にありがたいことで。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/