Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

phase shiftを意識したマネージメント(なにこれ)

運営、という言葉を使いたいけれど、まぁ、みんなにはマネージメントのほうが良いよね。


よく聞く「正論だけどそれじゃ動かない」というのを「部下」にいうというのは、「上司」である自分のマネージメント能力が低いことを露呈しているだけなんだけれど、そうは捉えられないのがそもそも問題で。


正論を、理想論を吐けなくなったらおしまいです。たとえそれが難しくても、可能性をゼロにしてしまったら、誰も何も言わなくなるだけ。本当に環境を変えたいのであれば、どこか変えられる場所はないか、どこか突破口はないか、そこを一緒に探すのがマネージメントの1つであるべきだと、上司たる人のとるべき立場であると思うのです。


「仕組み」「システム」の仕事をしていれば、ちょっとでも研究したことがあれば、システムのある一部の破綻が、変化が、大きく全体を変えることはよく知っているはず。パラダイムシフトなんて言う必要はなく。そうであれば、壊れる方ではなく、うまく改良できる方向にもシステムを動かすことができるのではないか?と思えるはず。そうしたら、たとえ100個ある問題が全て解けなくても、そのうちのなにか1つから変えていったら、大きなうねりに、おおきなphase shirtにつながるかも、と思えるはずでは?


生態学的知識は、自分たちの生き方を変えるだめの様々な要素を含んでいます。要はどう捉え直すかということで。


つまりは、、、正論はいても仕方ない、なんて言われても、吐き続けて、そうしつつ、何かできることがあるはず、と探って、実際にやってみることですよ。そしてもう少し優等生ならば、そのやってみるという活動をうまく上司が支えられるようなお膳立てをして上げなさい。そこまで行けば「マネージメント」できるはずだからね。上司は使ってなんぼです。

注)上司、「上司」などは大学のせんせーとある程度置き換えられると思ってますよん。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/