Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

時間、動き、方向性

あるものが観測されたとして、その観測データの持っている本当の属性はどこまで理解できているのだろう。


このビーカーにある河川水は、今ここで取ったけれど、1m下流ではどうなるのか、それはこのビーカーの水を測ってわかることなのかしら。


というのがM1の時からずっと考えていること。いまおもうと、この疑問は先生が不在だったからたどり着いたという側面が否定出来ないかもしれない。何もかも勝手にやりつつ、自分のやっているような「研究」はもう懲り懲りと思っていたあの頃の疑問だものなぁ、と。


時間的に(空間的にもかもしれないが)連続的に変化している情報の一断面を切り取るしかない我々は、その情報が本来持っていたもっと豊かな、しかし失われてしまった情報に対して、どういう態度をとることができるのだろう。


ずっと単純化すれば、目の前の情報からその情報が持っている時間的要素、もっと単純化すれば、どちらに動くか、ベクトルではなく、もう単純な方向だけでも良い。スカラー量はいらない。どっちに行こうとしているの?それだけでもいい。それが見たい。それがほしい。


EDMなどはこういう点をある程度包有している気がするんだよな、、、じゃぁ、観測屋、実測屋としては、何をどう測ったら迫ることができる????


ああ、もう寝ないと、、明日も朝早いというのに!

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/