Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

簡単なことなどない

なんかあると、統計勉強すればいい、というか、なんか難しそうな統計かければなんとかなるかも、という風潮が僕の周りには確実にある。ベイズやれば、、、?とか。


そんなことは絶対にない。


統計を学ぶのは大事だろうけど、それで全部なんとかなる、なんてことは決してない。
統計処理は必要条件でしかなく、十分条件にはなりえない(あってるのか?ふ、不安、、、)


僕との活動で一緒に考えてもらいたいのは、統計処理以前のこと、なにを考えて、なにを取るか、データの取得のところであって、統計処理なんて、データ取得における戦略の一つの表現形でしかない。


データサイエンティストでもビッグデータでもなんでもいいのだが、そこは大事だ、というのは当然として、一番最初の、データをどう取るか、というところの重要性を考えてもらえる時間を、機会を作っていきたい。


データの声に耳を澄ます。そのやり方は、データというものを定義したところから始まるのだ、という当たり前のことは、これからますますないがしろにされていくに違いない。そこで、踏みとどまれる、きちんと生データに向かい合えたり、データの取得方法のそもそもの妥当性を考えられる人材を育成して行くには、自然科学研究は、とてもよい訓練の機会を与えてくれるはずなのだ、、、、。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/