Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

論文そのものよりもずっと大事なこと

常日頃いっているつもりだけれど、、、今回は論文編だが、科学論文といわれるものをかけるようになる、ということ自体が大事、ということではないのです。それはまだ視野が狭い。確かに大事かもしれないけれど、もっと大事なことは、ある仕組み、様式があるとされるものに対して、自分なりにその仕組み、様式を理解して、実際にそれに沿ってものを作り上げること、その営みなのです。


論文の書き方、というものは、簡単に1つに決まるものではなく、でも、ぼんやりと、これはやらない、これの方がいい、という要素が多々ある。それをしっかり一つ一つ認識して、気を配って、しっかりとその型にそってものを作り上げること、それは、どんな分野でも必要なことです。


書式には意味がある。様式には意味がある。そのもう一歩手前として、様式というものがある。ということにきちんと心を配れるか、ということが一番大事。見えないものがしっかりとある、それに気づく、ということです。


そういった難しいものをとらえる訓練なのだと思うと、ESでも学会要旨でも研究室ゼミのレジュメでも、大変な勉強になるのです。


さらにもう少し難しくなれば、たとえば、文体、というものになるわけですが、これはむずかしいですね。本当に。文体論。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/