今朝は来週の授業の準備。
土壌溶液の取り方を聞いているOさんから、ネパールにもうすぐ行くので、この間同様に溶存ガスをとってくるけれど、、、KさんもKょんさんももういないのですね、、、なんてメイルが。
研究室としては毎年毎年できることが増えていかなければならないのだけれど、実際には、スペシャリストがいる間だけある測定ができて、いなくなったら突然できなくなる、という事態に陥ってしまう。学部4年と修士で回しているラボなので当然、かもしれないけれど、やはりまずい。
東工大の講師になったときから、学生さんがやっていることが僕の延長線上に乗らなくなった。それは良いことなのだけれど、学生さんのスキルに自分が追いつかなくなってきた。端的に言えば、ある測定をどうやっているか、自分で完全に再現できない状態が多々出てきた。
1から10まで自分がすべて知っている、熟知している、という状況はもうあきらめなければならない、と思いつつも、どこまでかは知っておかなければ、仕事の質を評価できない、データの正確性を担保できない、ということもある。
いろいろおもいながら、「Kさんがいなくなったいまこそ、頑張って測定しなきゃと思ってます!」みたいな返事をしてみた。