Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

植物-土壌系での15N自然存在比の古典

ちまたにいろいろな論文は転がっているけれど(僕らのも含めて)、必ず立ち戻って欲しい論文がある。


N2-Fixation in Field Settings: Estimations Based on Natural 15N Abundance

G Shearer and DH Kohl

http://www.publish.csiro.au/nid/102/paper/PP9860699.htm


窒素固定速度をどうやってfieldで求めるか、というときに、15N自然存在比はpromisingではあるけれど、いくつもの重大な前提が必要となっていて、それをとにかく徹底的に洗い出している(なにせ77ページにわたる大作だ)。同時期のEcological Research本にあるreviewも必読だ。


古いな、、と言うのは簡単だが、ここにほとんどすべての問題点はあげられていて、その多くは今だ未解決なのだ。僕らが論文でどれだけ偉そうなことをいってもね、、


しかし、このごろあまり引用されているのを見ていないと今気づいた。見て見ぬふりは出来ない、ということで、今書いている論文に引用しよう。LindaのReviewもしかり。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/