ちまたにいろいろな論文は転がっているけれど(僕らのも含めて)、必ず立ち戻って欲しい論文がある。
N2-Fixation in Field Settings: Estimations Based on Natural 15N Abundance
G Shearer and DH Kohl
http://www.publish.csiro.au/nid/102/paper/PP9860699.htm
窒素固定速度をどうやってfieldで求めるか、というときに、15N自然存在比はpromisingではあるけれど、いくつもの重大な前提が必要となっていて、それをとにかく徹底的に洗い出している(なにせ77ページにわたる大作だ)。同時期のEcological Research本にあるreviewも必読だ。
古いな、、と言うのは簡単だが、ここにほとんどすべての問題点はあげられていて、その多くは今だ未解決なのだ。僕らが論文でどれだけ偉そうなことをいってもね、、
しかし、このごろあまり引用されているのを見ていないと今気づいた。見て見ぬふりは出来ない、ということで、今書いている論文に引用しよう。LindaのReviewもしかり。