Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

隙間時間

今日はなにをやったっけ、、、と家に帰ってから子どもたちに話すのだけれど、今日は何をやったと言えるかなぁ、、、


* Iさんの南の島の土壌のデータが出たよ
* Uさんの海から川に向かってとった泥のデータが出たよ
* Aさんの川にはえてるこけみたいなもののデータが出たよ

かなぁ、、、あとは本当に生み出したものがあまりない。

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普通の「科学者」としてやるべき、とおもってる、やってきたことがままならない日々が続いている。当然焦るのだけれども、でも、いろいろな方角を向いてみると、まぁ、そんなもんじゃないか、という気もする。同時に、それは逃げだろう、という気もする。そして、いやいや、もともとあなた、いわゆる「やる気」はないでしょ?という声もする。


はい。元素分析計が冷えるまで帰れないので、考えているのです。今日は本当に久しぶりに自分の研究のこと考えていい時間が3時間くらいあってそわそわして結局終わってしまった、、、のを反省しつつ。


自分の中でやらねばときめた仕事が多くあり、
書類で「やります!」と宣言している仕事も多々あり
そんな目に見えるようなものではない仕事はたくさんあり
仕事だけする人生なんてえらんでいないのよ、という他の側面も多々あるわけで
毎日どうやって時間を使うべきかと考える訳なのですけれども。


ただ、この頃、受け継いできたもの、受け継いでしまったもの、ということ、そして、うけついでもらわないといけないもの、ということをよく考えるようになった。学問的なことが多いけれども、それ以前の、態度とか、ものの見方とか、「上に立つ」ということの意味とか。

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目の前には「2018年度 IRMS関連でやること」というリストが貼ってあるのだけれども、、、減らないなぁ、、、とおもって、ええいやるぜ!とSS-4Hとか掘り出して、さあ、ライン作るぞーとラボノートを取り出したのだけれど、はて、それが今、この3ヶ月でやるべきことか??それじゃないんじゃないの?と。


うーん。


うーん。


ってメイルを開けたら最後、10分の間に20本もはいっていて、ああ、あまり景気の良くない、がっくし、ってなメイルもあって、とほほ、、、だけれども、そうか、自分はこういう側面に敏感に反応してがっくし、とくるんだな、と客観的に見ることにして、とりあえずコーヒーを飲みます。


小手先の機械いじりとか、小手先の精度向上努力とか、そういう局所安定に逃げちゃ駄目なんだよな、、、、だめなんですよ。はい。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/