Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

マニュアル作成

自分が作ったマニュアルを勝手にアレンジされると、ちょっと悲しくなる。保険をかけることに労力を使うようになり、結局疲弊する。


1/100の確率でおきるミスの話ではないのですよ。1/1000とか1/5000の確率の話をしているのですよ。数年やるだけではわからないような、危ない測定の部分を回避するために、安全をみたマニュアルを作成しているわけで、ぱっと感じる限りでは、何でこんな無駄なことを、というのが多くなるのです。それは、本質をつかんでいない人が払うべき代償なんだけどね。わかっていれば、スキップしてもいい、というところがいっぱいあるが、わかってなければ、スキップしてはいけないのです。1分待つと書いてあれば、待つのです。待つ意味があるから。それがわかっていないのであればだめなのですよ。わかっていてむしろ安全をみて、2分待つ、というスタンスが我々の測定では好ましいのだけれど、、、、


保険をかけた言葉が一人歩きし、かってな方向に行って、違う姿になって戻ってくる、、、、その危うさをわかってもらうためにはマニュアル作ってもらうというのはいいかもな。「注意すること」「こつ」が書かれていないマニュアルしか作れないとしたら、それはわかってないと言うことだ。


暗黙知から形式知へ、という努力も大学研究生活では大事な要素かもしれない、うん。やってみよう。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/