「生命はなぜ生まれたのか―地球生物の起源の謎に迫る」(高井研 著)を、これも今更ながら読了しました。出てすぐ自分で買ったら、Nさんが献本してくださったので、ラボには2冊あります。
高井さんのキャラクター全開の、熱い本です。熱水くらいアチチです。思い切りその熱にあてられてしまえばいいと思います。知り合いがいっぱい出てくるのも楽しいですが、水素から始まるストーリーについて常に立ち戻って考えることのできる情報が詰まっていることそのことが僕にとって大事でありがたいです。話を聞くとわかったような気になり、あとで自分で説明するとあたふたしてしまうので、この本はreferenceとしてもとても重要です。僕にとって。また、科学者としての良心が至る所にちりばめられていて、とても好感を持てます。強引かつ繊細、そこのバランスに常に留意している、その感じ。
ラボにおいてあるのでどうぞ。