Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

京都でよかったこと

イノダコーヒーにて、Moritzに、Kさんがずっと卒論から苦しんでいる測定法について聞いてもらって、「これ以上やることないんじゃない?」と、ぽんと肩を押してもらえたこと。実際何を話していたのか、僕は全くノータッチなので知らないけど。


Cくんの研究が暗礁に乗り上げたこと。彼にはこれくらいの高いハードルが必要なはず。


Mさんが、自分の言葉で、こうなんじゃないですかね、と言えるようになってきたこと。たとえ世界のトップの人が、自分のデータを見て、一人はNだ、一人はDだといっても、最後はMさんがどう考えるかなので、揺れ動くなかで、それでも自分はこう思う、こう考える、こう考えたい、これを証明したい、というのをつかめたのであれば、本当に最高。


ぎりぎりまで発表練習せざるを得ない状況に追い込まれるのは、大人になってからだとなかなかないし、よかった。この間の経験とも合わさって、やっぱり、本当にねじりはちまきして頑張る期間を年に1回は作らないと、学問的な基礎体力が落ちる気がする。


これまでいろいろなところでお世話になってきた和田ファミリー(そんな物があるとは考えたことが今の今までなかったけれど)の皆さんについて、何がそんなにありがたかったのか、離れてみて、そして再度集まってみて、ものすごく濃密にわかった。みんな、わくわくしているし、わくわくさせている。そんな単純なことだけれど、それがとても難しいことは、あの空気から離れてみて分かること。


1分間のフラッシュトーク。難しい。いろいろいいたいことはあるのだろうけれど、伝わりにくい。あれは、うちの研究室でもやるべきだ。たとえば工学部のT先生の所と1年に1度くらい、合同研究室ゼミをやって、同じようなものを扱っているけれど、違う考え方でやっている、その人間たちの中で、30秒で自分のやっていることをしっかり伝えること、というトレーニングは、おそらく学生さんたちのいろいろな能力に呼びかける物があるはず。5月とか、11月とか、ほんまにこれはやるべきじゃなかろうか。英語で?

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/