Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

あらためて、売りは何?

Editor仕事を終えた(ってったって、正味1時間くらいなのだ、最終判断にかかる時間は)ので、ようやく自分の論文へ。Y先生からまた本質的なコメントをいただいているので、考えなければいけない。といっても既にいただいて1週間も経ってしまった。結局何を軸にするの?ってこと。あああ、と頭を抱える。


この1週間は、この論文ダメだな、、と思うphaseにどっぷり。ここから抜け出せなければ形にならない。たとえ8割方書き終えていてもね。。。。もっとレベルの低い雑誌に出してしまえばとか、このデータが欠損していなければとか、逃げ口上ばかり。なので、他の論文に逃げるも、他の論文も壁にぶち当たっているので、また舞い戻ってきてへにゃへにゃになっていたり。


ま、苦しもう。結局仮説が曖昧なまま突っ走ってきた代償はここでの苦しみに昇華されているわけだ。そして、明確な仮説に基づいた研究をすることは僕の頭ではかなり難しいので、この苦しみはこの商売をやっている以上ずっと続くし、この苦しみは、一生懸命考えようとする限り、いろいろな場面で遭遇するものなんだろうな。


夜明けは早くなったとはいえ、まだ明けない。もうちょっと頑張ろう。しかし、苦しんでいる学生さんに、僕だって同じですよ、ということを書こうとしているけれど、あまりにも同じことばっかりだな。同じことばかり巡り巡っているのは確かだけれど。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/