Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

これはこわい

敢えて色々言葉を濁すが

 

664 / 6791 = 9.8 %

2100 / 13200 = 15.9 %

3930 / 18960 = 20.7 %

6000 / 24000 = 25.0 % 

 

実際に個々のろんぶん情報を生データで数えている人間からすると、これは怖い。おそろしい。絶対に しっこーぶ としてであれば、がんばってなんてとてもいえない。

 

総数を増やすことは努力目標としてあり得るとしても、上から10%を狙って増加させるというのは、目標として定めることが大変難しい。

 

努力目標に向かった具体的な方針、実現に向けたタイムラインを具体的に提示できないKPIって、おいらはあかんとおもうのよ。それは絵空事でしかないでは?自戒を込めて書くけれど。でも自分は最後は自分の首をかけて(保険として)、KPI設定しているでありますわ。

 

https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/yusikisha/20220818/siryo2.pdf

 

これの11ページを見ると、たとえば2008-2010は4369/64783 = 6.7 % なので、10%にはとどいていない。これが、2018-2020だと 3780 / 67688 = 5.6 % なので、さらに10%にも届いていない。から、これをごく平均的な10%にしましょうよ、というのはありえる。分母を増やすだけじゃなくて、できる限り分子も考えようね、でも、結果は分子だけ考えてもどうしようもなくて分母を増やすことで分子もついてくるはず、という流れであるべき(分子だけ増やすなんて、当たり馬券だけ買う論理はほんま無理だし、「科学的」では全くない)。

 

ちょっとみたらわかるけど、ほとんどの国も、そんなにたかいわけじゃないでしょ?ぱっとだいたい1わりってかんじですよね?つまり、すなおに母数がおおければ、うえの10%もおおくなる、多少の上下はあるけどね(で、さすがに5.6%と10%というのは開いているけどね)、ですわ。

 

たとえば自分の分野でどういう仕事が上から10%と認定されているか皆さんご存じ?ほんま見てます???たとえば自分の論文でじょーい10%論文がどれだか、何本あるか、わかっていますか???おれ、わかんない(わすれちゃったぞ)。たしか100本中10本だったか12ほんだったかで、まぁ、そんなもんだよな、つまり論文書いて、そのレベルがまぁ、ふつーってことだよな、って思った記憶がある(いまWoSのアカウントが切れていてみれないや)。

 

自分は「とにかくていねいにろんぶんはだしてゆくことがいろいろな意味で大事です。で、そこで、レベルの高いところに挑戦はしてもらえるといいと思います。ですが、とっぷなんちゃらをねらって、、というのは狙い方がわからないですし、努力目標として具体的な方策を提示できそうにないので、皆さんならレベルの高いところを目指しましょう、というこの一言以上に必要ないと思います」って感じです。

 

3ポイントが40%なら負けない、だからこそスクリーンをきっちりやる、みたいな具体的な努力目標が必要でしょうよ。ディープスリーがどんどん増えます!っていわれても、末端のしっこーぶとしては、どないしろっていうのよ、って感じだろうな。

 

へんなひらがたばかりになっちゃってるが、ちょっとこれは、まじでこわい。これなら今回正直よかった。まんじゅうこわい

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/