Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

正しいんだろうか?

いろいろなことを精一杯頑張っているつもりなんだが、そもそも、その頑張っている枠組みが間違っているんじゃないだろうか?

 

 

ラグビーのルールでいくら頑張ったところで、なんで前に投げないの?後ろにパスすること頑張ってもさ、前に投げなきゃ意味ないじゃん?っていうことが本当にないのか?銀の鎖なんだと、誇らしげに思っているという、大きな思い違いはないのか?

 

 

ほんとうにいろいろな方向で「頑張って」はいるつもりなんだが、、、、そもそも能力が圧倒的に足りていない問題、と、それよりも対処できるはずな内容としては、本当にやるべき、なすべきものなのか、適切な方向なのか、という内省が足りていないということ。余裕があれば内省できるのか??

 

 

国際的に活躍する若手を取り込め。

リカレント教育だ。

アジアに目を向けろ。

ビジネススキルを身につけろ。

 

 

そこに頭を悩ませるふりをしながら、目の前の子供達にすらきちんと向かい合えていないのではないか。もちろん自分たちの学生さんに対しても。なにが本当に大事なのか、彼らの思いをくみ取ることができるような関係を作るためにどれだけ努力を払えているのか。努力をしていても、それ自体が全く方向が間違っていないか?

 

 

もちろん、じっくりと自分の大事だと思うものだけを進めてゆく、という状況ではない。立場も今やそうではない。ならばいっそ、いまの立場、今の状況で、思い描いていたものとは全く違うところで、何ができるかを考えて見ないと。

 

 

せめて、自分が経験してきたものはぶつけよう。残念ながら頭で考えたことは自分の経験には遙か及ばない。それは受け入れて、経験から来る気持ちを大事に、できる限りのことをしよう。すべての案件は拾い上げられない。そこにはもう一度、言い訳を横に置いて、真摯に残念と、哀しいとおもう気持ちを取り戻そう。こちらをやるから仕方ない、という前に、こぼれ落ちてしまうものに対して目を向けよう。逃げずにみつめよう。

 

 

そんなことを瀬田川沿いを運転しながら思っておりました。川の流れは緩やかに止まることなく。それが常なるものではないのだけれども。

 

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/