Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

Tribute

「個性なんてものは,ひとりよがりの思い上りで,できるもんじゃない。柔軟な心で,素直に社会と交わらなければ,生まれないものだ。社会的なものがあってこそ,個性は成長するんだよ」(「この人をみよ」p204)


ずっと新幹線の中でたったまま,こんな言葉を追いかけていた。
小林秀雄の文章ではないのだが,小林秀雄について語る人々の言葉が,ものすごく鋭く暖かい。松本隆へのTributeアルバムの上質を思い出しながら読んでいた。


「その複雑さを大切にするんだね」(p361)

こんな言葉を丁寧にかけることができるようになるだろうか。できるようになるように,少しでも努力しなければ。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/