Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

落ち着いてちょっと書きましょう

Guiyangまでは成田から上海を経由してようやくたどり着くという感じであった。風邪が機内でどんどん悪化してなかなかしんどかった。時間がかかるのは上海での乗り継ぎが悪いのが原因だけれど。上海でおいしいお昼ご飯をいただき、カフェでいろいろメイルをうち、プレゼンを作り、と、時間が余ったのはかえってありがたかったけれど。上海に来たら一時間の時差があったのだ!!おお。


おみやげはとりあえず日本酒と、和田本にしてみた。


空港にはLi先生が迎えに来てくれていた。おお、Li先生!かわらない!しかもあの件はよくなっているじゃないですか!(秘密だ)。とにかくお久しぶりです。まさに黒塗りの車(Instituteの車だそうだ)で、運転手さんがついてお出迎え。


比較はうまくできないけれど、Guanzhou?よりも山がちなので、人々が密集している感じ。しかし、何よりも、建設ラッシュがすごい。本当にすごいな、いまの中国は。


ホテルについて軽く夕食。Li先生が漢方薬を買ってきてくれる。回鍋肉とか食べてみるけれど、これがまた違っておいしい。本当にいろいろおいしいなぁ。パクチーが食べられるようになったら本当に中国での食事は楽になった。


ベットに入ったのは日本時間で11時頃?朝2時から起きていたわけだからさすがにへろへろなわけか。倒れるように眠っていた。


そうはいっても日本にいるときよりは睡眠時間は圧倒的に長く、それなりに眠った充実感を持って起きる。ただ、やっぱり食欲はないなぁ。食べ過ぎじゃないかしら。


オーディエンスがわからなかったり、自分の英語の問題があったりするけれど、まぁ、何事も経験だし、ここまでアレンジしてくれたLiu先生やLi先生やLくんのことを思って、プレゼンテーションはできるだけ最新の情報を入れて頑張ってみよう、失敗してもいいや、と思ったらちょっとは気持ちが楽になってきた。


タクシーでInstitute of Geochemistryへ。大渋滞だけれど、それがまた面白い。Instituteはまさに町の真ん中に、しかも巨大なビルがそびえ立っている状態であった。なんじゃこりゃ。




日本で学位を取ったり日本で研究をしていた人が多いのに驚く。東大のO先生、いま九大に移られたA先生、などなど名前が挙がる。だいたい2日後には東大のS先生がいらっしゃるとのこと。ああ、お会いしてお詫びしなければ。。。ちょうどいい機会だ。


Mostofaさんにお会いした。どこかで名前を聞いたことが、、とおもったらfluorescenceの論文を書いていらっしゃるじゃないですか!しかも名大で!!!T先生やY先生にはぼくもとってもお世話になりまして。。。いまDOMについての本を執筆中だそうで、何を聞いても「その本に書いてあるんだよ!」といわれてしまい、大興奮。12月には出版する予定とのことなので楽しみだ!今北大のYさんと同期だそうで。





セミナーのできはどうであれ、いろいろなコメントをいただいたのはありがたかった。Liu先生によるぼくの紹介がかなり長かったのがどういうことなのか気になるけれど(笑)。JSPS-PDの宣伝もしてきた。


そのあとお昼をLiu先生も交えてInstituteないの食堂(といってもむちゃくちゃ立派だ)でいただく。すでにビールが出てくるが酔っぱらえる感じではない。ここでもいろいろおいしい。Guiyang料理はなかなかおいしいぞ。Liu先生達の日本語の流ちょうさにびっくりする。もうここでは英語でも日本語でも下手なことは言えない(笑)。


そのあとInstituteの廊下に張ってある研究成果についてLさんと見学。重金属、non traditional isotopes、geomicrobiologyなどなど、とにかくすごい。設備が充実している。後足りないのはAMSかもしれないが、それも某所にはいるように申請中とのこと。ああ、なんてこと。


IRMSについても253が入っていたし、micromassはすでに脱窒菌が立ち上げられる状態だったし、EAやカーボネートはフル稼働だし、CSIAも立ち上げ中とのことで、あれ?これならこっちの方がずっと機材がそろってる。。。


町を下りつつ、Guiyangの観光名所である古い建物へ行く。なぜそういう建物が残っているのか2人ともよく知らないのが笑えた。たこを揚げている人がいたのだが、たこが見えない。あれ?あれ???1300mくらい先にあるらしい。。。



写真を携帯で撮ったけれどもちろん見えない。


かえってきて夕食へ。traditionalな雰囲気のあるところということで選んでくれたところは本当にすごく上品な場所で、なにせ結婚式が開かれているくらいのところであった、、、






お酒をどれだけ飲まされたか、、だが、Liu先生の半分も飲んでないでしょ!とみんなに言われる。今日はリハーサル、明後日のパーティーが本番だからねといろいろな人に言われて恐れおののく。乾杯した後にすぐさまお茶を飲んでいたのがおそらくよかったのか、それほど酔わずにかえることに成功。Lさんはほとんど飲めないはずなのに今日は大丈夫だったと。


今日はずっと北京と他のところとの温度差についていろいろ話を聞いていた。ぼくにはよくわからないけれど、やっぱりいろいろあるのかなぁ。


部屋に戻ったらさすがにほっとした。これで大役は務めたはず。よかった。本当はもっと早くにこなければならなかったけれど、、、とにかくよかった。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/