Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

自分の初国際学会の思い出

といっても、僕自身、学会に自ら進んでゆくことをほとんどしなくなってしまっている人間なので、偉そうなことは言えず、一番印象に残っているのも、自分では発表していない学会だったり。。。


1999年に、留学があっさり何故か決まってしまい、まずい!、会いに行かなきゃ!ということで、Ecological Society of Americaにいったのだった。初アメリカ。それまでイタリアでのIntecolにはいったけれど、あれはなんだかよくわからなかったし、そういう意味で初めての本気の国際学会参加だった(だけれど、突然行くことを決めたので、発表しなかった)。TCが換金できず飢え死にしそうだったりいろんなことがあったけど。。。


たくさんの学生に囲まれているKnuteに何とか挨拶して(むちゃくちゃ人気者でほんまに人だかりだった)、どんなIRMSをつかっている?とか聞かれて汗だくになって話していたら、ご飯食べよう!ということになった。


なったけどさ。


覚えているだけで、TietemaさんとDavidsonとCurrieとKnuteと、それこそN循環な人々だらけで、しかも初めてのちゃんとした食事で、メニューを聞かれてもちんぷんかんぷん、サラダのドレッシング選ぶのでしどろもどろ。おまけにBig Nameしかいないし、ほんまに白目向きそうだった。というか、本当にどれだけの人々がいたのか覚えていないや、、、、


ああ、、やっぱりちょっと学会に行った方がいいんだろうな。とりあえず今年は京都のシンポジウムでいいけど。


ただね、そういう場でも、どれだけ白目むくほど緊張できるかは、どれだけ自分のやってきたことに真剣で、その現れとして、どれだけ他の人々の仕事を評価しているか、によるのだと思う。ボートをコーチしていた間、とても勉強になったことの一つが「あなたが緊張しているのは、それだけ頑張ってきたことの証ですよ、としっかり伝えなければならない」ということなのだけれど、それは自分にも、そして今となっては学生さんたちにもしっかりと伝えなければならない真実だと思う。頑張れば頑張っただけ緊張するし、頑張れば頑張るだけ他の人の頑張りもよくわかる。同じチャンスを与えられてもその中身をどれだけ味わえるかは、自分がどれだけチャンスの本質を受け取れるだけの準備が出来ているか、なんだということ。


自分がとてもへたれで、優秀でもなかっただけに、僕でも出来ることがあるというのをしっかりと教えることは大事だよな、、、と、どんどん話はそれてゆきまして、これにて終了。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/