Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

努力賞、はない

この時期になってくると、どこで「妥協するか」というところになってくる。締め切りが近づいている、学生さんの能力が伸びているとしても限界はある、などなど。


しかし、深呼吸してもう一度考え直そう。努力賞はない。わかってもらえなければ、議論が尽くされていなければ、たとえどれだけ執筆に時間を費やそうとも、ダメなものはダメなのだ。内部の人間としては、努力賞をあげたい気持ちがあふれんばかりである一方、それを圧倒的に凌駕するような厳しさを全面に出さなければならない。たとえ初稿からどれだけ伸びたとしても、必要なレベルに到達していなければ、それはダメだ。それだけ。


と、自分の書きかけの論文を目の前にして。これも、もう一度すべて白紙に戻すべきだろう。これまで書いてきた時間を云々したところで、何にもならない。むしろ、いけない足かせになっているだけかもしれない。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/