Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

頑張りかたを頑張って考える

目指したい頑張り方は、他の人を励ますことになるような頑張り方なのだと思う。その励ましは直接的である必要はない。多くの場合間接的な励ましになるのだと思う。痛々しい頑張り方は、よくない。自分と全く異なることをやっていたとしても、そのがんばり方を感じることで自分も頑張ろうと思わされるような頑張り方が、存在するのだ。


ボートという競技は、チームメイトの動きを見ることはない。一糸乱れぬ動きを目指しながら、どのように動いているかは五感を駆使して感じるしかない。見えないチームメイトの、しかし必死の思いをオールの動きが伝えてくることがある。声を出すことができないようなぎりぎりの状態で、そのオールの動きから伝わってくる思いは、どんな言葉よりも強烈で、重く、圧倒的だった。


外部からよい影響を受けるだけでなく、外部の人にいい影響を与えることができるような人材を、ほかに頑張っている人を励ますことができるような人材を育てるために、そして、「育てる」などと偉そうなことを口にする前に、自分がそのような人間になるためには、どういった切磋琢磨をしてゆけばいいのか、そんなことを研究を通した教育研究活動の中でいつも考えているのだけれど、なかなか、、、。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/