嫉妬という感情はきらいだ。どうあがいても醜い。醜いから、嫉妬がかき消されるくらい自分自身でやるべきと思ったことをやる、ということで、自己処理してきた。
D1の時の全日本選手権は、大会そのものではなく、その練習でもう圧倒的に、嫉妬とかいっていられないくらいの差を見せつけられ、毎秒感じさせられ、その中で自分ができることは何なのだ?ととても素直に思えた。嫉妬という感情があったとしても戸田の緑色の水に2回も放り投げれたときに洗い流されてしまったのだとおもう。体も頭に追いつかなくなっていたし。
しかし、今は、だ。頭は劣化しているとはいえ、なんとかしたいと思っている。時間だってもちろんないけど、なんとかできないかとあがいている。まだ、削りしろはある。あるだけに嫉妬がやっぱりあるんだと。
ここは一つ、あっさり「諦め」ないで、嫉妬をうまく燃料に変えることを考えよう。どれだけ相手が大きくたって、直接対決して打ち負かされるわけではない。相手の長所を、相手の視点をしっかり学んで、自分でやってみたらいい。苦手なことしか残っていないのだから、しんどいに決まっているけれど、でも、そこに嫉妬を感じるなら、どうせ醜い感情がわくのであればせめてそれを燃やして前へ。
ほんのちょっと、ほんの1歩、今までの考え方ではおしまいにしてしまう到達点から、もうちょっとだけ上を向いて、周りを眺めて、あと一歩進めないかを考えること。これは自分にとってとても大きな挑戦だ。物理的にはないに等しい一歩だろうけれど。
がんばろー