大人ならブランデーで、となるのでしょうけれど。
わざと寄り道して、イノダのブレンドを飲み、由無しごとをええいと、ただ飲み込んだ。
わざわざ206にのり、ぼんやり考える。
期待でも、関心でもない。ただ、信じているだけなんだ、と。そんな相手がいることはありがたい。このことを伝える機会が残された人生で果たしてあるのかしら、機会は作らないと、いや、もう、これでいい、とただ、ぼんやりとした想いは廻る。
カッティングギターの少し濁った音に、やっぱり好きなものは好きでいい、と、何千回目か背中を押される。
信じることの自由さを赦すこと、その強さたるや。