物事がわかりやすいという状態はおかしいはずでは？
単純、短絡的なものがいかに危なっかしいか、ということはいろいろな場面で気づいているはずなので、無意識にそちらを望んではいないか？「わかりやすい」ということが「いいこと」なんてことはそうそう無いはずでは？人間の歴史ですら数千年あるわけで、そのなかで、そんなに「わかりやすい」ことが残っているわけはないと思うのだけれど。そこで「自分には分かる」というのであればそれはそれで結構だけれども。
反知性主義、というのは言い過ぎにしても、底の浅い「わかりやすさ」を求める自分の内面にある動きには注意しなければならない。
