Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

論破

久しぶりにかみさんと議論して,そしてほぼいつものように完全論破される。気分が悪くすぐにはことを理解できない,というか,完全にあちらが正しいということに納得できず,納得できるようになるために時間がかかる。感情と理の区別がなかなか出来ない。こういうのがいけないんだ。


しかし・・・・・
理想と現実。現実とやらの圧倒的な力は強いのだけれど,でも,じゃあ,理想はどこで話せばいいんだ?現実は人を黙らせる。理想をつぶす。一緒につぶそう,ではなく,一緒にそこから語ろうという方向性はどうやって生み出したらいいんだろう。


私もしんどいのだから心配するな,という考え方はやっぱりいけない。みんなで一斉に機嫌よくなってゆけるように目指さないといけない。みんなで少しずつ我慢しましょう,というのはもちろん現実解の一つとしてありだ。だけれど,そればかりじゃいけない。ゴムが伸びきってしまう。


と,ここで,じゃあ,理想を語りたい,というのって,ある意味,直接的な問題解決から逃げていることになるよな,と。それって,議論じゃない。と。自分の方が議論ではなく,たんなる「愚痴」をいうようになっているだけだということにようやく気づく。なんなんだ。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/