自分で歩んでいけるように,僕が伝えられることは伝えてきた,もう十分伝えてきたと思える学生さんとの間柄がある。そこに関しては,もう出来ることはないのかもしれない。ない。いや,あるのだろうけれど,他の人に努力を向けないといけない。と。なので,ない,と言い切る。
もう見ることはない。自分で考えてしっかりおやりなさい。
できても,できなくても,もう僕の影響なんてないはずなのだ。何か伝えてもらったと思ったとしても,それは自分の血となり肉となっているはずで,僕からのものではない。
いろいろな意味で,こういう言葉が出てきたことに,ちょっと驚きもあるし,大きな幸せもあるし,もっと不安な心配もある。責任を放棄したということにもなるけれども。それも含めて。