Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

カードはあちらに

ふと気になって携帯からメイルを打つ。届かない。


学生さんとの間の距離感はどう考えてもわからない。やってみるしかないし、失敗してみるしかない。だいたい、一人一人いろいろと違うわけで、これで万能、なんてやり方はない。


ただ一つ、とにかくこちらの考えがどうであっても、こちらのやりたくないやり方であっても、踏み込まなければ、話をしてもらえなければどうしようもない、ということはある。迎合していようが、甘かろうが、とにかく話を聞こうという「信頼関係」を築かない限りは何もできない。ただでさえ「先生」というわけのわからない「権威」が勝手にある以上、こちらは過剰なくらいあちらの立場に沿っていかなければ。過剰なくらいでいいはず。そう思っている。


関係が切れようとつながろうと、こちらからの視線は常に一定、安定でいること。常にカードはあちらに。こちらの手札はすべてオープン。いつも。だめならだめで仕方ない。ただ、つねに窓は開けておく努力を続けよう。


そんなことをぼんやりと。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/