Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

なんのためにどうもがくのか

先日,追いコンで途中まで話していたことだけれど,,,,大学で,大学院で何を学ぶか,,,,。問題発掘能力とか,解決能力とか,いろいろ細かなことはあるんだろうけど,そんなことじゃないというか,もっと大きな,包括的なことが聴きたいのでありますよ。


僕としては,言葉が変わりつつも,ずっといってきていることだけれど,(あおくさいけれど)自由になるためにどうしなければならないか,逃げるために何をしなければならないか,とにかく生き延びるために(食い扶持とかそういった表面的なことではなく,もっと本質的なところで,生きなければならないために),どんな風にもがいたらいいか,ということをやってみることなんだと思う。


久保さん緑本を読んでいると,データの扱いについて,どうしたらより自由になれるか,というために,どれだけいろいろなアプローチがあり苦労してきたか,というのが感じられる気がする。どれだけ真実に近づくか,というのが本当は言いたいことなのだろうけれど,どれだけ自由になるか,というのが手触りのある言葉だと思う。


どんな分野でも良書は本当にありがたい。いろいろな事象にどのように向かってゆくか,向かってきたか,そこにどれだけの多様性があるかをわかること,「やりかた」の考え方をわかること,「方法」の一般性と特殊性を見いだすことの喜び。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/