Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

振れ幅

JPGUまちです,,,,,もうタイムリミットが,,,,


そうそう,,,既存の知識をいくら集めたところでも,新しいことにはつながらないし,既存の知識を敢えてシャットアウトしていろいろ考えても,そうそう新しいことにはつながらない。


ただ,そうはいっても,振れ幅を持つことは大事で。


この頃,論文の寄せ集めでなく,単著の教科書をなるべく買おうと思っているのは,その人の思いが書いてあるからなんですよね。たとえばTerry ChapinたちのPrinciples in Terrestrial Ecosystem Ecologyなんて,わあそんなこといっちゃうの!というのがいっぱい出てくる。引用文献無しに。そこにかかれていることがすごいし,そこを輪読では実は一番大事にしている。というのも,それらは単なる妄想ではなく,きちんとした背景があるから(とはいえ,「きちんと」というのがむずかしいところ)。そういう「思い」は,論文ではほとんどの場合削除されてしまうし,なかなかお目にかかれないからとても大事。いつも学生さんには伝えているけれど,特に博士論文のGeneral discussionの章は,そういう思い,ある意味妄想をしっかりと書かなきゃいけない。というより,それを書くのがご褒美,という言い方をしてきたつもりだが,,,伝わっているかな?本当は,修論でも,はたまた卒論でもそういうご褒美があっても良いのだが,それをご褒美と思えるレベルに到達することがほとんどないのが現状。であれば,そういう思いや妄想を話したり書いたりすることは,業務上なかなかできないというのも現状。これも振れ幅が必要だけれど。


一週間に2日は,僕は天才だ!3日は僕はあほや!,2日はなーんもしない,というような感じの振れ幅と同じように,論文に密着し,論文から離れる,そういうことを意図的にやるのが大事。すべてについて,しっかりと意志を持って行動することですな。うん。敢えて素振りをせずに自分の感覚をとぎすますこともあるし,敢えて一日2000回だって素振りをすることもある。用は,何を考えてどう行動するか,そのときの長所と短所を両方見つめながらやっているか,が問題。


ってことで,,,妄想ゼミしたいなぁ。。。。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/