Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

目標はなに?

最終目標がある。そこまでの道のりは平坦でも直線でもなく、見通しがきかない。だからこそ、近視眼的である危険を冒してまでも、近いところに達成目標をおく。


しかし、近い達成目標に対する取り組みが、最終目標へのそれと矛盾していたり、繋がっておらず、とにかく自転車操業的に、目の前の仕事をこなせばいい、というようになっていないだろうか。


教員、いや、物事がより見えている人生の「先輩」は何をすべきか。目標の遠近に留意し、常に霧に包まれようとも、灯台のごとく進むべき方向を真っ直ぐ、迷いなく示すことが、「先輩」としてやるべきことであるはずだ。直接示すのではなく、我々の最終目標は何なのか?と問い続けることで。

そして、問い続けること自体は自分が「後輩」であるときも、同様に大切である。近視眼的な歩みを続けつつ、上を向き、遠くをしっかりと見定めるための努力は、たとえ助言をもらったとしても、自分自身で行うしかないのだから。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/