Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

何をつかんでいくか

研究にしろ、就活にしろ、大学を卒業してからの生活にしろ、考えれば考えるほど、不安になるのではないかしら。


でも、でもですよ、それが正しいのでは?生きるなんて訳がわからないし、一瞬先に何があるかなんてわからない。なんとなくこうだろう、そうだ、そういうことにして、落ち着こう、と自分をなんとかたしなめて、ひーこら毎日をなんとか過ごしているわけで、不安なのはむしろ当然と思えばいい。


不安で何をしたらいいかわからず、まさに五里霧中。もがいてみるも苦しいだけ、、、


でも、それが大なり小なり当たり前、と考えてみる。そして、ならば、自分なりのもがきかたがあるはずと思い、自分の型を探してみる。そうすることで、もがいていたのが、すっと落ち着くのがわかる。苦しい苦しいとあがきながら坂道を走るのではなく、自分の呼吸を、歩幅を、手のふりを確かめながら時間を流してやる。時間に流されるのではなく、自ら時間を流してやる、のだ。


研究は、大学で、初めてもがくものかもしれない。ここで、何が掴んでもらわなければ。自分なりのもがきかたがあるはずと思い、それを観つけること。観いだすこと。それはずっと頼りになる財産になるはず。


泳ぎ方を覚えるように、ならば、まずはとことんもがけばいい。必ず見ているので。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/