Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

とにかく

何百回と言ってきたし、これからもいうのだろうけれども、最初からうまく行くことなんてめったにない。百に一つもない。できることは、全力で、最初の モノ を作り出して、それを丁寧に変質させて行くこと。最初からうまくやろうとか、効率よくやろう、なんて虫が良すぎるのです。僕らはそんなに頭も体も良くできてはいないのです。


とにかく、全力で、作り出すこと。ひねり出すこと、言葉を紡ぐこと。言い訳は星の数ほどある。いくらでもある。でも、やるか、やらないか、かたちあるモノをつくるか、あーだこーだ、うだうだいうだけでなにもつくらないか、二つに一つしかない。ものを、はい、と提出するところからしか始まりはしないのです。


実際モノを作り出せば、その具体の持つ力や、感触が、さまざまな物を教えてくれる、、なんてことは、もう後回し。二つに一つ。やるかやらないか。どちらを選ぶか、選ぶべきか、わからないなら話は別だか、わかってるなら覚悟の問題。覚悟って、実は簡単なことかもしれないよ。他人が関係ないんだからね。自分がこれをやる、これを創り出す、かたちにする、って思って、自分の手を、自分の手、です、その手を動かせばいいんだから。他人の手を動かせとか難しいことをいってるわけじゃないのですよ。自分が自由に簡単に動かすことのできる自分の手を、動かせといっているだけなんです。うん。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/