Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

そういうのもあるのか!

大学で購読していない学術雑誌に掲載されている論文をどうしても読みたいときがある。たとえば、計算ミスを発見して、計算の根拠となっている論文を読みたいのだが、古くて手に入らない、といった、まさに今日の状況。もちろん、同じ計算手法を用いた論文は手元にごっそりあるのだが、どうしても原本に当たる必要がある。逆に言えば今まで原本に当たってきていないつけが、ここできたわけだ。学生の頃は毎日(研究室から逃げ出す口実もかねて)、図書館に新着図書を見に行っていたけれど、今の状況では図書館に通うことは、残念ながらそうそうかなわない。論文はPDFで扱い、時としてiphoneで読んでいる。


そういうニーズに応えて、論文1本につき、たとえば$10とか$25とか払うと2日間ダウンロードできる、と言うサービスを多くの出版社では行っている。しかし、今日は、$25払うと、14日間であれば、その雑誌の創刊号から最新号までに掲載されている論文を必要なものについてはほしいだけダウンロードしてもいいですよ、と言うサービスに助けてもらった。あれよあれよと50本以上。安くあがった。


とはいえ、手に入れた論文のほとんどは、実は4年生の時に読んでいた論文だった。何だか懐かしくなってどんどんと手に入れて、ああ、これこれ、この図だよ、とか、このデータ、やっぱり今見てもすごいな、とか、この論文にああ書き込みしてたけど、なんて偉そうだったんだろう、とか。


あの頃とちょっと違うのは、実際に論文を書いている人に直接会っていることがあること、かな。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/