Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

残りわずかで

ノートパソコン、おでこにぶつけたところ赤くなっとるやん!

それはそうと、あと残りわずかな「研究」人生で、もうすこしまともな研究はできるのかなぁ、、、とおもう。結局まともな話はできていない。。。できる能力がないと認めて諦めてはいるけれど、諦めた上でもうちょっとあがくこと、それすらできないのかしら、、と。

 

 

以前、元学生さんだった人から「どういう計画で来たんですか?」といわれてびっくりたまげたことがあった。計画立てて何かできたと言えば、まぁ、博士論文は書かなきゃいけないだろうし、そのために投稿論文は早めになんとかしなきゃいけないし、ってのと、就職もそう簡単じゃないから、早めから練習がてら公募に出さなきゃな、ってくらい。それだって計画といえるようなものではなかっただろうし、その先は本当にボールが壁に当たって跳ね返って次の壁に当たって、、みたいな感じだし、自分の中で常に動かなきゃって根本はあるとして、じゃあどう動くのなんてのは本当に時の運としかいえず、公募だって何十回落ちてるか覚えていないわん、ってことで。

 

 

おもえば、1998年とか1999年とかだったか、なんかの拍子で、USGSの方々が始めている硝酸イオンの窒素酸素同位体比測定の精緻化について、まだ原稿状態の情報をもらって測定を始めて(そのサンプルどうなったのよ・・・)、脱窒菌法については、Oさんが留学先で学んできたのがCRESTでCERにて立ち上がり(それは現在RIHNに)、RIHNや山梨大の皆さんとか、とにかくいろいろな方に教えてもらって、測定法はKnappさん、Grangerさん、Casciottiさん、McIlvinさん、そしてHoultonさんに聞いたら、微に入り細に入り全て教えてくれて、たまたまいまうちで測定できているような感じなので、ワークショップとして皆さんに全て情報を還元している、という状態なのだけれど、なんか、いろいろとりあえずできそうなことの半分くらいはやりちらかしたのかなぁ、と今日、ふと思った。逆に言えば、つまんねーなー、ってことでもあるんだけど。かといって、Karenみたいにスマートに進めてゆくだけの頭は絶対にないし、Ben見たいに大きな視点を持っているわけでもない。でも、とにかく恩返しだけはしたい。

 

 

しかし、やったことがないことって、ほんまに、とっつきにくいのよね。年取ったってことだろうし、なにせやってきたことで、まだお茶は十分濁せてしまうから、、、忙しいって言い訳は常にあるし。だからこそ、なんとか「新しい」(本当には新しいわけじゃなくて、new to me、ってだけだけど)ことをなんとか始めないといけない。始められないなら、退室しましょう、ってことだとやっぱり思う。

 

 

もうちょっとしたら今日の会議の予習をしなきゃ。研究不正についての話も学生さんとしなきゃいけないのでそっちの予習もかなりがんばらないと。

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/