今年、特に学振書類に対してつけているコメントで多いのは
「学術的に専門的な知識の表現、説明として全く正しいのだけれど、少し分野が違う科学者に理解してもらうには余計な情報が多すぎて、一番大事な情報が伝わり切れていないのでは?」
です。端的に「書きすぎ」ですかね。えらそうなことを言っているのは百も承知で。
我々の分野であれば、
「同位体分別の持つ不確実性を濃度依存性などを加味して精査した上で安定同位体比からその物質の生成プロセスを理解することができる」
って、ただしい。正しいけれど、伝えなきゃいけないことは「同位体で生成プロセスがわかる」ですよね?
そんな感じ。みんなちゃんとかけているということの表れだけれど、この学振とか科研費というシステムだと、一ひねり我々には必要なんだよね。。。。ってことです。