Vanity of vanities

Kei Koba in CER, Kyoto University, Japan

老害やめて年害

老害、じゃなくて、日本の社会だと(いや、アメリカだってあったな)、年上の人の意見がどうしても強く響くことが多い。だから、子供であっても老人であっても、年上の人の意見が強く響くことについて、敏感でなければならないんだと思う。

 

年齢的には「老」がまだつかない年齢だろうけれども、だからといって「老害」がないわけではない、という当たり前のことをもう一度考え直そう。

 

* 生物は老いてゆく、体力が落ちてゆく(=考える力が落ちる)ということ

* 生物は生きてゆくうえで経験を、とくに成功経験体験を重ねるというのこと(実際には「失敗経験」の重いものは受け継がれないということもこと:死んでしまうし)

* 環境は常に変化するということ

* 環境によい「うまく」対応する生物が生き残るが、その対応が常に良いというわけではない。「進化」には「遠い未来、究極の目標に向かい、よりよい方向に向かって進んでいる」というようなベクトルは本来ないはず、ということ。

 

まずはこの4つのことを、「当然のこと」と思ってもらえるか、そしてそれが「事実」であり、他者に対しての事実であるだけでなく、自分にとっての事実でも残念ながらあるということを認めて、受け止めてもらえるか。そうしたら、誰も彼もが同じ問題を抱える、つまり、weとしてこの問題を扱わなければならないという合意に迎えると思うのだけれども。。。。

 

そんなことを思いながら本日はバスできました。滋賀医大から歩いてきたら汗かいたのと露で靴が濡れてしまったなぁ。

 

 

本拠地はこちら http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~keikoba/